広島県廿日市市に本社を置く、家具メーカー「マルニ」が企業再生に入ることが発表されました。
マルニは「ネコ脚」と呼ばれるモダンな脚をデザインしたソファーやテーブルが特徴的な、国内屈指の高級家具メーカーです。
TVのトレンディードラマで起用されることも珍しくありません。
実は僕もマルニの大ファンで、自宅の家具は全てマルニ製です(^^)
特にお気に入りはソファー。
来客をもてなす上で無くてはならない品格と座り心地を備えています。
自宅を新築した当時、沢山の来客がありましたが、皆さん一様にして「このソファーいいね~」と
喜んで掛けていただきました。
布団を用意しても、「このソファーで寝たい」という方が居たほどです(^^)
廿日市の2号線沿いに、マルニのショールームがあります。
ご覧になった方も多いとは思いますが、なにせ立派な建物。
実は10年前、マルニ家具を揃えたときには、もう少し古びた建物でした。
モダンな家具の雰囲気と意外にもマッチしていたのを思い出します。
当時、家の設計図を持って、ショールームの責任者の方と担当の女性に相談しながら、楽しく家具選びをしたのが懐かしく思い出されます。
実は家具も最高なのですが、ショールームの方々の素晴らしい接客マナーと気遣いが、更に気分を盛り上げたものです。
数年後、当時は予算の関係で手に出来なかった、TVを収納出来るキャビネットを検討する機会がありました。
40万程の商品だったと思います。
ひと揃えした後もマルニの方々とは良いお付き合いをいただいていたのですが、責任者の方も担当の女性も、ある時期順次退職されていきました。
お二方に共通していたのは、やはりマルニというメーカーと家具が大好きだったこと。
売り手が自社の商品に自信を持って、好きで居られるということは素晴らしいことです。
ですから、「何故、退職されるの?」という疑問は残ったままでした。
キャビネットを検討する為に訪れたショールームは今の豪華な建物です。
担当者もいらっしゃらないので少し気後れしましたが、家族で門をくぐりました。
玄関に入って、なぜか違和感を覚えました。
「接客の方が出てこられない…」
女房もこれは感じたようでしたが、仕方無いのでそのまま中へ。
お目当てのキャビネットはありませんでしたが、一回りして「やっぱり良いね~」と夫婦で楽しみました。
帰り際、40代と思われる男性の方に「カタログだけいただけますか?」とお願いしたところ…
「有料です」と返されました。
当然、それまでは、帰り際にご担当者から「今年のカタログお持ちでしたっけ?」と笑顔で手渡していただいてたもの。
しかもその時は「どちらからのご紹介でしょうか?」と…
絶句しました。
(後にネットでホームページを訪れた際、カタログは無料進呈でしたので、そちらから入手しました)
そんなことがあって、今も自宅のTVはキャビネットに収まっていません。
今年も息子の学習机を用意しましたが、娘と同じ他メーカー製にしています。
マルニの良さは、職人が作り上げたような温もりと、オリジナリティー溢れ、飽きの来ないデザイン。
気品を兼ね備え、一生使える耐久性と痛んでも一生メンテナンスしてもらえる安心感。
僕にとって家具は家族との歴史を刻む大切なもの。
ダイニングテーブルとリビングテーブルには、二人の子供たちが付けた沢山のキズ。
ダイニングチェアの背もたれの木の部分には、10年でテカリがあります。
無理して買ったソファーは座面が少し擦れて、良い味を出し始めています。
広島銀行さん、デオデオさん辺りが再生に協力されるようですが、財務面やマーケットと併せて
マルニの良さも再生して欲しいと切に願います。
「がんばれマルニ!」

