独断と偏見の経営塾です。
今回のお題は「モラルの向上について」です。
時々、こんなことを耳にします。
「うちの従業員はバカばっかり!」
「そんなことないでしょう」と言いながら、実は僕も心の中では「残念ながら、その通りですね」って思います。
何故でしょう?
当たり前といえばそうなのですが、ちょっと考えてみましょう。
「バカばっかり!」と言うのは社内の人。
僕は社外の人です。
何故、別の空間に居る二人が同じ見解を持っているのでしょうか?
別に「バカ」の二文字をぶら提げて、そちらの従業員が歩いてるわけでもなし。
よくよく考えると不思議でしょう。
しかし、これにはれっきとした事実があるからに他ありません。
分かり易く言えば、「バカばっかり」という人が社内だろうが社外だろうが、ターゲットは同じ人間だからです。
そう、一人が「あいつはダメだな」と思えば、大抵他の人も遠かれ近かれ「ダメだな」と判断しているのです。
例えば、ある会社を例に挙げると…
そこの従業員は数名が僕のブログを見てくれてます。
今回のような話を書けば、次回、電話なり会うなりすれば、気持ちよい挨拶をしてくれます。
書いてる僕も嬉しいですし、少しでも社会に貢献できたかな?と書くモチベーションが高まります。
しかし、その他多数は?
会っても知らん顔。
余程、僕の事が気に入らないようです。
数十名~数百名の会社ともなれば、僕一人に向けられる冷たい視線は相当な数に上ります。
あなたならこの視線の中、尋常な気持ちで居られますか?
もし、あなたの会社でそのような悲劇が起こっているなら、あなたから周りの数名に伝えてあげてください。
「うちの会社、モラルが低いと思われてるよ」って。
それでも聞き入れなければ、その人は相当荒んだ人生の持ち主でしょうから、ぜひとも隔離してあげましょう。
そのような人を、お客さんや僕らのような「評価をする人間」の目にさらし続けるほど、企業として悲惨なことはありませんよ。
何故なら、挨拶もロクに出来ず、増して忠告を無視する等、次元が違う人はそれだけで不幸をばら撒いているのですから。
数名がいくら頑張ろうが、その人達が目立つだけ。
そんな会社と誰が付き合おうと思いますか?
ちなみに「自分は仕事が出来るから!」と変な言い訳を持っているあなた。
何をもってして、「仕事が出来る!」と思われてます?
どなたか、ご自分以外の方から評価をいただかれましたか?
もしや、勝手に思われていませんか?
良くて「癒しの達人」からだけだとか?
僕は会社や仕事に関する判断を下すとき、出来るだけ数名にレビューしています。
女房だったり、子供たちだったり。
取引先さんだったり、友人だったり。
かしこまってレビューを頼むと、相手も構えますから、何の気なしにさりげなく問います。
要は自分の思い込みでやらないということを意識しています。
同業界で良く感じるのですが、業務システムの画面を見せてもらうと…
「これ宇宙人が使うの???」なんて思うほど、大方の人間には理解出来ないであろう画面…
間違いなく、その人のひん曲がった感性が前面に飛び出しているのです。
ある意味幸せですね。
多分周りの人も侵食されているのか、おかしいと思いながら指摘していないのか?
どんなに誤魔化しても、お客さんや僕らは「評価」しているのですけどね。
こんな思い込みの激しい人ほど、他人から指摘されれば「おかしくないですよ」なんて平気で突っぱねちゃう。
本当に目も当てられませんよね。
もうお分かりいただけたと思います。
従業員のモラル向上は、社内全員で努めましょう。
決して情けない様を世間の目に触れさせてはいけません。
若い従業員はそれでなくとも厳しく育てましょう。
一年も放置すると、致命傷になりかねませんよ。
中途採用ばかりで非常に苦しんできた僕が言うのですから、間違いありませんって。
あなたがいくら背筋を伸ばして笑顔で頑張っても、隣で鼻くそほじってる奴が居れば滑稽なだけでしょ。
目をつぶらずに、臭い者に蓋をせずに、じゃんじゃん叩きなおしてやりましょう!
ISOとか支店を増やしたとか、そんな上っ面より、余程大切な「文化」を改めて見直されてはいかがでしょうか?
ささやかですが、僕が心がけていることを紹介します。
僕はお客さん(社外の方)がいらっしゃれば、こちらが先に「いらっしゃいませ」を元気良く言うようにしています。
また、出社したときに「おはようございます」と従業員より早く挨拶をします。
最後に、ひとこと。
当然ながら、どなた様からか「良い評価」があれば、お互いを褒めてあげることを忘れてはなりませんね(^^)

