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システムの失敗例

2009年11月05日

めっきり寒くなりましたね。
文化の日、島根の匹見峡へ写真を撮りに出掛けたのですが、山中は積雪で通れず。
あえなく退散となりました。
この時期にちょっと驚きです。

今回はリアルなシステム失敗例をご紹介します。

数年前、友人からある企業の紹介をいただきました。
早速お邪魔してヒアリングを行い、提案書を作成。
概算費用は300万ほどだったと思います。

ボリュームからして、決して高くは無いと自信を持って言える金額で、内訳を説明したところ
先方も少しは業界の知識があるようで、納得はいただいてました。
ちなみに同時にもう一社、ご相談されていたようです。
勿論、よくある話ですね。決して安くは無い買い物ですから、当たり前だと思います。
しかし、もう一社はなんと20~30万で出来るとおっしゃったようで。
当然のように、うちはあえなく敗退しました(笑)

そりゃ、価格が10倍も違えば勝負にならんですもんね。

ところが、どうやらその案件は失敗に終わったようです。
なんでも、話を進めていくと、価格は跳ね上がり、結局300万程度は掛かるとの試算が出たようで・・・
まあ、当たり前っちゃそうなんですよ。
メーカーとうちなんかでは、単価が倍以上違いますから、金額で負けることはありませんが
中小ソフトハウス同士だと、そんなに金額は違うわけありません。
では、なぜ当初の試算が10倍も違ったのかといえば、当たり前ですがもう一社は分析がまともに出来ていなかっただけの話。
私から言わせれば、まあ詐欺みたいなもんじゃない?って感じです。
悪気は無かったんだと思いますが。

結局、その案件はヒアリング程度で終わったようで、交通費諸々の経費合わせて、100万程度は取られたようです。
なんとも・・・

皆さんはこんな苦い経験、無いですよね???
実はこのケースでは幾つかの要因が絡んでます。

1.相談されたもう一社は社長同士が知り合いだった。
2.しかも同社は東京の会社だった。
3.初めてのシステム導入だった。
4.予算の取り方が間違っていた。

まず、1に関して。
知り合いって話易いですよね。信頼関係もそれなりにあるでしょうし。
でもビジネスって、私情絡めると失敗した時、痛いですよね。
ソフトって出来栄えのもんじゃないですから、結局は経験値と腕次第みたいな・・・

2に関して。
基幹のシステムって、色々あるんですよ。フォローとか、将来性とか。
半径10キロとは言いませんが、打ち合わせするにしても大概1時間程度の移動時間じゃないと。
買って終わり!あとはメーカーのサポートセンターとはいかないですから。

3に関して。
初めてのシステム導入って大変なんです。お客さんは素人ですから、特にイメージのすり合わせが
上手くいかないんです。
お客さんによっては、なんでそんなことが難しいの?とか、出来ないの?とか。
内心、じゃそちらで作られれば?なんて。
言わないですけど、こちらの仕事を軽視したような発言をされたりなんてことも。

4に関して。
例えば300万の予算があるとします。
であれば半分の150万程度で一次ステップ。上手くいったら残りを二次ステップなんていかがでしょう?
特に初めてのシステム導入は業者選びも正直、出来てみなきゃわかんないところがありますし。
二度目なら、信頼出来るでしょうけど(勿論、一度目が成功した前提です)
二分割すれば、一次ステップで150万捨てる羽目になっても、業者変えるなり再構築するなりして、最悪本来欲しい機能の半分かもしれませんが、全く使い物にならないよりマシでしょ?


友人は、最初っからエムプロさんに頼んでおけばあんなことにならなかったのに!と。
勿論、うちにお任せいただければ、失敗はありえません!きっぱりと言い切れます(笑)

今回のケース、いかにも安くあがりそうな口調にまんまとってことですね。
はっきり言って、システムって二つと同じものが生まれませんから、そんなに軽く決めるもんでは無いですよ。
安いからには理由があります。

私はシステムと家を同じようなもんだと例えます。
同じ面積で価格が大きく違うってことは、材料費や人件費が違うってこと。
安い人件費でやってる会社は経営的に持ちませんから、不況が来ると存続が難しい。
当然、サポートが無くなっちゃいますね。
材料費、人件費(単価)が同じようなもんだとすれば、価格の違いは面積の違い。
要は仕様を読み違えてるってこと。

ついでに言えば・・・
システムを納入してから、気に入らないところがあれば無料で変更出来ますよね?って質問について。
出来ませんよ・・・調整出来る範囲ではやれますけど。
サービス悪いね~なんて言われますが、ちょっと待ってください。
家を建てるときに設計図から出来る限り建築後をイメージされますよね?
それでもコンセントの数や位置が足らなかったり、扉の大きさや位置が使い難かったり。
住んでみなきゃわかんないことは沢山あります。
それを無料で直して貰えますか?
両者納得の上で工事に入るわけですから、自己責任もありますよね。

まあ、そうならない為に、いかにイメージを共有出来るようにってのも、うちらの腕の見せ所なんですけどね(笑)

コンピュータやシステムが身近になって、アクセスやエクセルでそれなりのことが出来る方も増えてます。
しかし、ソフトウェアを作るというのは次元が違います。

今回のケースはまさにその感覚のズレが生んだ悲劇でしょうね。

これからシステムを導入される企業様の参考になればと思い、記事にしてみました。

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